宇宙ゴミとは
Posted in: 未分類, By: admin, At: 3 月 4th, 2009
地球環境において、ゴミ問題は重要な環境問題ですね。
実は宇宙でも、ゴミの問題があるんです。
それは主に、役目を終えた人工衛星や、その残骸…。
スペース・デブリと呼ばれます。
こういった、人工衛星の動きを、できるだけ把握して、新しい人工衛星の軌道を決めたりするのですが、そのすべてを把握できているわけではありません。
軌道がわかっていて、追跡できているものだけでも1万個以上、数ミリ単位のものを合わせると、数千万個はあると考えられます。
爆発事故などがあると、数千の破片が宇宙に飛び散り、小さいものに関しては、情報を集めるのは不可能なんですね。
燃料がある程度残ったまま切り離されたロケットは、いずれ爆発。その度に小さなゴミが宇宙にばら撒かれているんです。
これらのゴミは、宇宙全体に散らばって…というのではなく、地球の周りをとてつもない速度でぐるぐると回っています。
だからこそ、人工衛星などとの衝突が問題になるんですね。
1センチ以上の大きさのゴミが衝突する確率は、四百年に1回程度と考えられていましたが、日本時間で2009年、2月11日午前2時ごろ、米国の商用衛星通信システム「イリジウム」の衛星1機が、運用を終了していたロシアの通信衛星と衝突し、機能停止に陥ったとみられています。
この間、テレビで空港の管制官のドキュメンタリーをやっていましたが、空港に近づいてくる飛行機に、すばやく判断を下して指示を出していました。
宇宙でも、こういった管制官の役割が必要になってくるのかもしれませんね。
人工衛星では指示通り動いてくれないのが問題ですが…。